彼と彼女のヒミツな関係♪
「それで面白かったら笑ってくれる?」
「何それ?モノマネって」
意味わかんねぇし。
「うーん..ではまず最初に黒崎先生のモノマネね」
って..自分の親父のモノマネかよ
「んん!ではいきます」
手を挙げて張りきった声に周りの奴らも興味シンシンに足を止めて見る。
「…ネコの名前は昔からタマと決まっている」
「・・・・」
「ね?似てたでしょ?」
「全然!ってかお前の親父はそんな事言うのかよ」
「えー!!じゃあこれは??…あみだくじで決める」
「・・・・」
「今度こそ似てたでしょ~~?」
自慢げにオレに見せつけるけど
残念ながらちっとも似てねぇ。
仕方ねぇな
「黒崎って言ったらこうだろ?」
そう言って咳払いを一つしてから黒崎を思い出す。
「…宿題をやってこなかったのは誰だ?」