彼と彼女のヒミツな関係♪
慧ってばいっつもいっつもこうやってあたしの事
苛めるんだ。
二年生のくせに。
子供のくせに。
もういいや。
そう思って慧にあった視線を前に向けると。
「あーー!!大島くーーん!!」
大分前にいるけど。
でもきっとあの後ろ姿は大島くんだ。
あたしの声に振り向いた大島くんが手を振ってくれる。
それにあたしもブンブンっと
体全身を使って手を振る。
「ちょっと待っててね」
「おい!心!!」
慧の呼びかけにも答えずに一気に大島くんに向かう。
「どうしたの?そんな急いで」
驚いた顔であたしを見る大島くん。
「ううん、大島くんが見えたからつい走っちゃった」
「龍崎と一緒だったのか?」
横には須賀くんまでいて。
「そうだよ~。これから一緒に御飯食べに行くんだ」