彼と彼女のヒミツな関係♪
「黒崎ごめんな」
放課後、みんながぞろぞろと教室を出て行く中。
廊下からぴょこっと顔を出した須賀くん。
「いいよ~大丈夫」
須賀くんの近くまで行く。
「あの、ここじゃちょっと、二人で話したいんだ」
「?いいけど」
須賀くんとあたしのやりとりに
「ヒューヒュー」
なんて声が上がってる。
?何かの応援かな?
「あの、須賀くん?」
「付いてきて欲しい」
いつも以上に真剣な顔に
不思議に思いながらも黙って須賀くんの後ろをついていく。
ちらっと大島くんを見ると
一瞬だけ目が合ったように感じた。
気のせい、だよね?