彼と彼女のヒミツな関係♪
近藤さんの言葉に思わず
「違う!」
「違うから!」
二人で否定する。
でもそれは逆効果みたいで
「やだ、そうやって否定するところがますます怪しい!ね、大島くん?」
近藤さんは嬉しそうにそう言う。
「違う」
違うもん。
あたしが好きなのは
本当に好きなのは・・・
そこまで考えてブンブンっと首を振る。
何考えてるのあたし!
「違うもん!ただ、須賀くんがんふが」
ガバッと手で口を抑えられてしまう。
上を見ると何故か困ったように笑っている須賀くん。
「何喋ろうとしてんだよ」
コソッと耳元でそう叱る。
「んんん!!」
だってだってだって!!
大島くんの好きな人は須賀くんなんだよ?
「ちょっとコイツ具合悪いみたいだから保健室連れて行くよ。
俺と黒崎は北海道って事で!後はみんなで決めといて!」
「あ、ちょっと!心、須賀くん!」