彼と彼女のヒミツな関係♪
「そか」
気付いたら..そうだよね。
あたしだって気が付いたら大島くんがいたもん。
いつから..とかそういうのは分からない、よね。
「あのさ」
須賀くんが何か話しかけようとしたその時だった
「あーお二人さん、ラブラブ中?」
近藤さんがちらっとあたし達のいる教室に入って来た。
「ごめんねー、ここ二時間目に使うから席の整頓に来たの」
「あ、そうなんだ」
「それよりなに~?二人は付き合ってるの?」
何か知らないけれど、とてもご機嫌な顔して話をする
近藤さん。
須賀くんはとても嫌そうな顔してから
「お前には関係ないだろ?」
そう答えた。
「まぁあんた達がどうなろうと関係ないけど、くれっぐれも
私の邪魔しないでよね!」
人差し指をあたし達にピシッと向ける。
そんな人に指差したらいけないって昔ママが言ってたのに..
でも..
「邪魔?近藤さん何か楽しそうだね」
あたしの質問に
ニヤッと笑ってから
「当たり前でしょ?もうすぐ修学旅行なんだから!」