彼と彼女のヒミツな関係♪
あたしよりも多分先に大島くんを好きで
あたしと同じくらい大事に想っている須賀くんが
何であたしの事を慰めてくれるの?
どうしてそんな事を言ってくれるの?
「何だよ、黒崎その顔」
笑う所じゃないのに、須賀くんがプッと吹き出して笑う。
「だって須賀くんだって」
「言ったろ?俺はお前の事も大事にしたいんだ。初めて気持ちを
打ち明けられたヤツだから」
「須賀くん...」
「俺は大島ももちろん好きだけど。黒崎。お前の事も大事なんだ」
どうしてそんなに優しいの?
普通ならライバルに取られたくないって思うんじゃないの?
だから絶対にあたしの事は応援してくれないんじゃないの?
分かんないよ
「大島が俺を好きでいてくれてる事は100セントないんだ」
腕を引っ張りながらエレベータに乗り込みボタンを押しながら
何かを決めたように話始める須賀くん。
「だってそれは」
「見てて分かるんだよ!!アイツが誰を見つめているのか」