彼と彼女のヒミツな関係♪
「お、大島くん!!!」
机に向かって静かに本を読む大島くんに
やっぱりあたしのドキドキは止まらなくて。
たとえ何を言われたって
やっぱり大島くんを好きなんだってことを実感する。
「何かな、黒崎さん」
もちろん、大島くんはあれからあたしに笑いかけてくれなくて。
今も同じように笑顔を見せてくれないけれど。
でもでも!!
こんなところで負ける心ではないのです!!
「あ、あのね..実はね..その..」
とはいっても
やっぱり緊張しちゃうよぉ!!
チラッと百合ちゃんを見ると
死ぬ気で行けのゴーサインが出てる。
「あのね」
「何かな、用事ないなら僕勉強したいんだけど」
うう、ますます冷たくなってる
よ、よし、ここは一発
「く..黒崎心!一発芸しまぁ~~~す!!」
右手を挙げながら宣言したあたしに
百合ちゃんは呆れた顔をして見ていた..
「あんた..馬鹿でしょう!?」
「ううっだってぇ~~」