彼と彼女のヒミツな関係♪


急に百合ちゃんに引き連れられて廊下に連れて来られたんだけど。


「ったくあんた、好きな人の前でよく一発芸とか出来るよね」

「だ、だって..あたしは出来るもん!!」

「あんた、一発芸何が出来るのよ」


そう言われると...


「動物、とか?」

「とかって言ってるうちはダメね!ってあたしまで洗脳されちゃってるし。
とにかく!!話をするのよ!きちんと話をするの!!」


「は、話ね!そうだよね、お話すればいいんだよね」

「そう!ほら、もう一回行ってきな!!」

「ラジャーであります!!」


百合ちゃんに敬礼をしてもう一度大島くんの所にいく。


「お、大島くん」

声をかけるあたしに、今度は勉強を始めた大島くんの手が止まった。


「どうしたの、黒崎さん」

「あのね、えーっとね、その..ね」

「うん」


その瞳に見つめられるとあたし

超やばいんですけど!!


「あのね..」

「黒崎さん?」

「く、黒崎心、モノマネをしま~~~す!!」

「ちょっと心!!」
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