彼と彼女のヒミツな関係♪
「ちょちょっと心私は別にそこまで言えって言ってるわけじゃ」
「だってだって抑えられないんだもん!大島くんを見るとドキドキしちゃうし!」
今だって、こんなに大島くんが好きで。
独り占めしたくなっちゃって。
「大島くんは誰も好きじゃないって言ってたけど。でもあたしは大島くんに好きになって」
「言ったよね?僕は誰も好きじゃないって」
ズキッと刺さる言葉。
「ちょっと大島くんそれは」
「そうだよ心ちゃんの気持ち考えて」
「迷惑なんだ。そんな事言われても..」
迷惑..
あたしの気持ちが..迷惑..
「心?」
「そ、そうだよね。大島、く、」
分かってたことなのに。
どうしてあたしってばこう..
「ごめん」
ガタンと席を立つと、大島くんは走りながら教室を出て行った。