彼と彼女のヒミツな関係♪
分からない。
黒崎さんの考えてる事がさっぱり分からない。
黒崎さんが僕を好き?
おかしい
大体、黒崎さんは須賀君の事が好きじゃないのかな?
どうしてなんで僕なんだろう?
勉強しかできない僕なんか...
そうだ、きっと黒崎さんは誤解しているんだ。
僕がいつも須賀君と一緒にいるから。
じゃなきゃ、僕を好きだなんてアリエナイ。
だったらもっと離れなきゃ。
黒崎さんから僕は離れなくちゃ。
「ま、待って!大島く、うわぁ!!」
すぐ後ろから声が聞こえて振り返ると、黒崎さんがつまづきそうになっていて
慌てて黒崎さんの体を支える。
「大丈夫?」
肩を支えながらもズキズキと痛む心臓。
こんな事してしまうから
近付いてしまうから
僕は黒崎さんの事を―――