彼と彼女のヒミツな関係♪


「大島くん!あたしは、大島くんが大好きなの!たとえ今振り向いてくれなくても
いつかは絶対に振り向かせてみせるから!」


ダメだよ

君は誤解しているんだ。


君の本当に好きな人は僕じゃない。


でも


まっすぐ見つめる瞳を見ているとその言葉が出て来ない。


誰からも愛されて


可愛くて、何に対しても一生懸命で


そんな彼女に僕は


いつの間にか惹かれてしまった。


愛らしい口調も、すぐに怒る所も。


僕のここはいつだって君に振り回されてばかりだ。


本当は僕だって君が好き

そう言ってしまえばどんなにいいんだろう?


でもたとえ黒崎さんが万が一僕を好きだとしても



そんな彼女を守る自信は僕には――ない


「ごめん、黒崎さんの気持ちには答えられないんだ」

「大島、く」


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