彼と彼女のヒミツな関係♪


大きな瞳から零す涙に僕は視線をそらした。


君の泣き顔を僕は見たくないんだ。


いつだって笑っていて欲しい、それは僕も思う事。


早く自分の気持ちに気が付いて欲しい。


そして須賀君と一緒に―――


それが僕の望む事だから。



「授業が始まるよ」


黒崎さんにそう告げて僕は教室に戻った。



これでいいんだ、

これで―――


きっと黒崎さんは気付く。


本当は誰が好きだったのか。




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