彼と彼女のヒミツな関係♪
「おばあちゃん?」
「特にわたしなんて、本当に想の事を考えてなかった。いつも自分の気持ちを優先してね。もう最低な奥さんだったわ」
「そんな..」
「でも、それでも想はわたしのそばにいてくれた。離婚したいって別れたいって言うあたしの手を何度も掴んで離してくれなかった」
懐かしい顔をしながらお話をしてくれるおばあちゃんは
女の子のように見える。
「そして少しずつ知っていったの。想がわたしをどれほど愛してくれているのかを」
「おばあちゃん」
「ねぇ心ちゃん?心ちゃんがもし本当にその人が好きで、運命の人ならば
きっときっと気持ちは届くわ」
「本当?」
「えぇ!本当よ?だからね、心ちゃん?大丈夫。焦らないで絶対に結ばれるから」
何だかとっても不思議。
おばあちゃんに話たからかな?
すごく気持ちが落ち着く。
「ありがとう、おばあちゃん」
「いいえ、それよりも!今日はおじいちゃんが帰って来るからね」
そうだ!忘れてた!
「確か夕方には帰って来ると思うから、みんなで美味しいご飯作りましょう!
花ちゃん!!」