彼と彼女のヒミツな関係♪
こんなママの姿を見るのは初めてで。
こんなときあたしはどうしたらいいのか分からない。
と、その時
「ただいま」
「ただいま」
パパとおじいちゃんの声が聞こえてきた。
慌てて玄関先に向かう。
久しぶりに会うおじいちゃんは相変わらずカッコよくて。
孫のあたしでも一瞬見とれてしまうほどだ。
でも今はそんな事言ってる場合じゃない。
「パパ!おじいちゃん!!ママがママが!!」
二人を無理矢理引っ張ってキッチンへと連れて行った。
「花?メイ?どうしたんだ?」
シーンと静かなキッチンに低いおじいちゃんの声が響く。
「おい、花」
パパがゆっくり近付くけれど。
「お母さん、私お母さんにとって娘なの?」
ママがさっきと同じ質問をおばあちゃんにする。
「花」
「ママ!」
「私は誰よりもお母さんが大好きだった。本当に。離れていても家族だって
そう思っていたのに」
「私だってそう。花はいつも大事な娘だよ」
「だったら..だったらどうして病気の事言ってくれなかったの?手術した事を言ってくれなかったの?」
え?