彼と彼女のヒミツな関係♪
次の日。
いつもよりも気持ちいい朝を迎えてあたしは学校に向かった。
大島くんのこと。
まだ諦めたわけじゃない。
むしろ昨日の事があってさらに力が湧いてきたって感じ?
恋する女の子は無敵だって
あれは本当だったんだなぁ。
お天気もすっごくよくて
さっきから電柱でチュンチュンって雀まで鳴いてる。
雀さん達もご機嫌なのかな?
つい
「おーーーい!」
なんて手を上げて呼びかけてみる。
当然、みんな逃げちゃうんだけど。
今日はちっとも寂しくない。
今日は大島くんに何を伝えようかな?
もうこの際好き好き攻撃でいっちゃう?
恥ずかしいけど。
でももうみんなにあたしの気持ちはばれてるし。
じゃあ今日の作戦は
「好き好き攻撃大作戦!!」
叫んだあたしに
「あの、黒崎さん」
後ろを振り返ると大島くんが何だか居心地悪そうに立っていた。