彼と彼女のヒミツな関係♪
大島くんの声に急に恥ずかしくなって離れた。
やだあたしってば大胆な事を...
でも嬉しいんだもん!
やっとあたし彼女になれるんだよ?
「これから毎日一緒に帰ったり放課後デートしたり、
自転車二人乗りしたり、大人の階段一緒に上るんだよね!!」
大島くんの腕を掴んで質問するあたしに
「二人乗りはおまわりさんに注意されるけどね」
クスッと笑いながら答える。
そっか、二人乗りダメなんだ..
しょんぼりすると
「それでね、一つだけお願いがあるんだ」
大島くんが真剣な瞳であたしを見る。
ごくっと喉を鳴らしながら大島くんの言葉に頷く。
「なに?何でも言って?あたし大島くんのお願いなら何でも..」
大島くんは少し言いづらそうな顔をしながら口を開いた。
「ヒミツにして欲しいんだ、僕と付き合う事」