彼と彼女のヒミツな関係♪
大島くんのお願いだもん。
そしてあたしはそれに頷いた。
だからあたし達の関係はヒミツなのだ。
「ヒミツだって..ぶっ」
思い出すだけで顔が緩んじゃう。
だってだって
ずっとずっと憧れていたんだよ、ヒミツの恋。
それに何よりも大島くんが同じ気持ちなんだって思うともう!
「えへへ~~」
「気持ち悪いよ、心」
いつの間にか授業が終わってて、みんなが騒がしくお喋りしている。
百合ちゃんは心配そうな顔であたしを見つめる。
「気持ち悪くなんかないもん!!」
そうだよ!百合ちゃん、失礼な!!
「それにしても昨日あんなこと言われてよく元気でいられるよね」
はぁっとため息をついて前の席に座った。
「あ、うん、ううん、違うの!」
「何が?」
「あ、ううん、何でもないの!!」
「はぁ?」
「いや、違うくってね?大島くんの事はとりあえず、保留..そう!保留にするの!」
「心?」