彼と彼女のヒミツな関係♪
「そうなの!保留なの!だってあたし達もう高校三年生だよ?恋ばっかりしてられないもん!」
そーだよ、あたし達、普通に受験生だよ?
「あんた他の大学でも受けるの?」
「へ?」
「だって一応ここ大学までエスカレーターじゃん」
「そ、そうだけど..」
「そのない頭でこれから、今から受験勉強するの?」
「う..」
百合ちゃん..幾らなんでもそれはちょっと言い過ぎだよ
「まぁあんたがそれでいいならいいんだけど。あたしはちょっとがっかりしたよ」
グサッ
いつもよりも冷たい言い方にその言葉は
あたしの心臓めがけて一気に刺さる。
分かってるもん、あたし..諦めてないよ?
それに..大島くんと両想いなんだよ?
「何さ、百合ちゃんのばかぁ!!!」
バンッと机を叩いて教室を飛び出した。