彼と彼女のヒミツな関係♪


「困るよ、あんなこと大きな声で言われたら..」



校門まで全力疾走。

でもしっかり繋いでくれた手のせいで

心臓が変にドキドキしてる。



ふふふ、手まで繋いじゃった


「黒崎さん、聞いてるの?」

覗きこむようにしてあたしを見つめる大島くん。

もしかして

「大島くん、怒ってる?」


あたしの質問に

「はぁ~もういいよ」

呆れた声を出しながら前に進む。


あたし..もしかして怒らせちゃったかな?

「大島くん?」

背中に向かって名前を呼ぶとくるりと振り向いて

「一緒に帰るんでしょう?」

ほらっそう言ってあたしに手を差し出してくれた。


「手繋いでもいいの?」

「今は誰も見てないからね」

「本当に、いいの?」

「いいよ」


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