彼と彼女のヒミツな関係♪
「ではではお言葉に甘えて..」
そっと手を出そうとしたその時だった。
「あーマジで?」
「そうそう、それでさ」
後ろから聞こえた声にバッと手を戻す。
そう、だよね
みんなにはヒミツなんだもんね。
仕方ないよね?
「黒崎さん、途中まで一緒に行こう」
「あ、うん」
何だろう?
一緒に帰れて飛び上がるくらい嬉しいのに..
この変にモヤモヤしたこの気持ちはなんだろう?
....
「まぁいっか」
いいの、いいのよ心!!
だって大島くんと両想いなんだもん。
「どうしたの?」
「ううん、何でもない」
ニコッと笑うと大島くんの隣に急いだ。