彼と彼女のヒミツな関係♪
手なんか繋がなくたっていいもん。
みんなにどう思われてもいいもん。
“ヒミツ”な関係でもいいんだもん。
だってあたしは大島くんが好きで
大島くんもあたしが好きって言ってくれた。
それだけで..いいもん
いいんだもん。
「じゃあここで」
二つに分かれている道のど真ん中で
大島くんはあたしに笑顔を見せてくれた。
「大島くんあのね..」
「どうかした?」
「あ..っと大島くんの事、“蓮くん”って呼んでも..いい?」
だってあたし達が両想いっていう証拠が欲しんだ。
呼び方だけでも違ったら
きっと大丈夫!
「黒崎さん..」
「ち、違うの!って違わないけど。でもあたし」