彼と彼女のヒミツな関係♪
リビングの方からママの大きな声が聞こえて慌てて向かう。
「ママ!!」
バンッとリビングのドアを開けると
「おば、ぁちゃん?」
体を抱えるようにしてしゃがんでいるおばあちゃんとママの姿が目に入った。
「おばあちゃん!大丈夫!?」
急いでおばあちゃんの所に駆け込むと
「大丈夫よ、こうしていれば大丈夫だから」
おばあちゃんがにこっと笑顔を見せてくれた。
でも、とても痛そう。
「お母さんお母さん!!」
ママが今にも泣きそうな顔でおばあちゃんについている。
「大丈夫よ、花。少し落ち着いたわ」
暫くして立ち上がると
「さぁ、おやつにしましょ!」
しゃきっと立ち上がってキッチンに向かった。
おばあちゃん..本当に大丈夫なのかな?
「お母さん、たまにああして具合悪くなるみたいなの。何故かしら..
もう病気は治ったってそう聞いてるのに」
「おばあちゃんって何の病気なの?」
あたしの質問に
「心は心配しなくてもいいのよ、さぁ着替えてらっしゃい」
そう答えるとおばあちゃんの所に歩き出した。