彼と彼女のヒミツな関係♪
ゆっくりと視線を上げると
そこには
「須賀くん..」
須賀くんが優しくあたしの頭を撫でてくれて
「元気だったか?」
その笑顔が何だか眩しくて
悲しくなって、苦しくなって
つい俯いてしまう。
笑顔に“元気だったよ”なんて言えないよ。
「ちょっと..いいか?」
須賀くんの言葉にこくんと頷いてから教室を出る。
「うわ、須賀くん告白するの?いよいよ?」
「心チャンちゃんと伝えなよ~~」
なんて声が聞こえてくる。
でも蓮くんは..こっちを振り向いてもくれない。
そっか。
あたしなんてもうどうでもよくなっちゃったのかな。
「どう?大島とうまくいってるの?」