彼と彼女のヒミツな関係♪
「須賀くん..」
「フラられた俺がこんな事言うなんておかしいよな」
クスっと笑ってもう一度ポンポンっとあたしの頭を優しく撫でた。
「あいつは自信がないだけなんだよ」
自信がないだけ..
「積極的になれないのも、自信がないだけなんだ。だからお前から言ってやれよ」
「須賀くん..」
「俺はさ、知ってるつもり。あいつが誰を一番好きなのか、さ」
「ありがと」
言葉がうまく出て来ないよ。
胸がズキンズキンって
痛みを増していく。
痛いよ、苦しいよ。
須賀くんと別れて教室に入って見回してみると
あれ?
「れ、大島くんは?」