彼と彼女のヒミツな関係♪
「ちょっと待って、いつから..その、僕達の事..」
「最初からに決まってるでしょ!?あんた達の様子おかしかったし」
「そーそー俺達心ちゃんと違うんだから!!」
みんな、そうだったんだ..
ペタンと地べたに座るあたしに
「どう?あたし達の秘密は成功したかしら?」
百合ちゃんは勝ち誇った顔をして見下ろしていた。
「ま、負けたよぉ~、百合ちゃん近藤さんまで出してくるなんて卑怯だし」
「近藤さん?何それ?知らないよ?」
「へ?だって近藤さんと蓮くんが二人っきりで..」
「あー黒崎さん!!それは!!」
蓮くんがあたしの口を急いで塞ぐ。
「ふが!!んんん!!」
「いいぞ~~やれやれ~~~!!」
「あははは~~!!」
「やだ、大島くんったら!!」
クラスのみんなが笑ってる。
みんながあたし達の事認めてくれたんだよね?
そう思って..いいんだよね?
チラッと見ると
蓮くんが少しだけ笑顔になった。
それにつられてあたしも笑う。