彼と彼女のヒミツな関係♪
「しかも言われたんでしょ?今日の放課後空いてない?って」
「うん言われた」
「それはヤツがホテルに連れ込む時の手口なんだって!」
「ほ、ホテル?」
「そう、アイツはそういうヤツなのよ、分かった?」
「でもいい人だったよ、すごく」
「それは下心があるからでしょ?じゃあ聞くけど。
あんたは佐宮の事好きなの?佐宮にそういう事されても
いいって思ってるの?」
「そういう事・・」
「あんたと話すと疲れる」
「う、酷い、百合ちゃん」
「まぁとにかくそういう事なの。だからみんなが
こうしてあんたを守ってるってわけ」
それはなんとなくわかったけど。
でも
「じゃああたし一人で何でもできるようになる!」
「だから人の話聞いて」
「聞いてるもん。でも、あたしが頑張れば」
きっときっと素敵な恋だって出来るはずだもん!
「はぁ、まぁあんたの好きにしなよ」
「うん!」