彼と彼女のヒミツな関係♪
そう。
ママは高校三年生の時に先生であるパパと
一緒に暮らす事になった。
そのラブストーリーは
いつまでもあたしにとってはどんな童話よりも
昔話よりも素敵で
いつからかあたしもママと同じ歳になったら
素敵な恋をするんだってそう思ってたんだ。
「そっか、だから、か」
百合ちゃんがため息混じりにそう答える。
「でもね。あたし百合ちゃんやみんなから教えてもらったんだ」
焦っちゃいけないってこと。
自分らしくいるってこと。
無理しないで、背伸びしないでありのままのあたしでいても
きっと運命の人が現れるってこと。
「だから、これからも宜しくお願いします!!」
ぺこりとお辞儀をする。