彼と彼女のヒミツな関係♪


なるほど、お友達..か。

百合ちゃんの言うとおりだよね。



とにかくあたしが今しなくちゃいけないことは
よくわかった。


うん、よし!!

張り切って教室に入ると


さっきまで席に着いていた大島くんの姿はなくて。

きょろきょろ見回すと

須賀くんがまた教室に来て大島くんとお話してる。


しかも、また楽しそう。


「こうして見るとさ、須賀くんってほとんど毎時間ここに来るよね」

百合ちゃんがあたしの前を通りながらそう呟く。


そう、なんだ。

毎時間、こうして大島くんに会いに来てるんだ。

それでもって

毎時間、こうして楽しそうにお喋りしてるんだ。


ずるい。

ずるい...


「心?」

「ずるいよ」

「へ?」




< 72 / 314 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop