彼と彼女のヒミツな関係♪
ずるい。
だったらあたしだって..
「ちょ、心?」
百合ちゃんの声も無視して
あたしの足はどんどん大島くんたちの
方へと向いている。
そして
「大島くん!!」
あたしの声が教室中に響いた。
周りの人たちがなんか見てるけど。
今はどうでもいいの。
こっちの方が大事なんだから!
あたしの声に驚いた大島くんが
びっくりした顔で振り向く。
「ど、どうしたの?黒崎さん?」
「あのね、大島くん...」
あたしの声にみんなが耳を立てて聴いてる。
ぎゅっと拳を作って深呼吸をしてから
大きな声で叫んだ。
「あたしと、友達になってください!!!」