彼と彼女のヒミツな関係♪
「黒崎?」
今度は少し低めの声で呼ぶ。
「・・・」
それでも黒崎さんからの返事はなくて。
「黒崎心!!」
今度こそ怒鳴り声で呼んだ先生に
ゆっくりと顔を上げた黒崎さんは
「あ、先生はどう思います~?」
目をこすりながら質問したんだ。
先生が怒ってることなんてお構いなしに。
「何がだ?」
腕を組んで黒崎さんを見下ろす先生。
「だから~先生は~食パンに納豆アリだと思います~?」
「ぷっ」
思い出したら
笑いが止まらなくなってしまった。
「大丈夫かよ」
須賀君が心配そうな顔で見る。
「う、うん、クククッ、どうしよ..とまらなっ..」
「しっかりしろよ!」
「ごめんごめん」
大きな深呼吸をひとつして
それから須賀君の方を見る。