彼と彼女のヒミツな関係♪
どこからか声が聞こえてきて
辺りを見回していると
「ここだよ~~ここ!!」
上かな?
そう思いながら視線を上げる。
雲ひとつない晴れた空を見ながらゆっくりと
声の方向に合わせていく。
「ここ!四階!!」
四階?
端の方から視線を動かすと
こちらに向かって
手を振っている黒崎さんがいた。
というか
「黒崎さん、危ないよ!!」
上半身を乗り出している彼女に
思わずそう叫んでしまう。
クラスの人達はちゃんと彼女を監視してるんだろうか?
「大島く~~~ん!!お昼何食べてるのぉ~?」
「サンドイッチだよ!!黒崎さん、それよりも」