彼と彼女のヒミツな関係♪
そう叫んだところで
「きゃーちょっと心、あんた死ぬつもり!?」
横から入ってきた声に少しだけ安心する。
あの声の主はいつも黒崎さんと一緒にいる女の子だ。
確か名前は・・・
「黒崎ってさ、大島の事好きなのか?」
「え?」
須賀君からの思ってもなかった質問に困ってしまう。
でもきっと
「そんなんじゃないよ」
カッコよくもない。
性格だって明るくもない
ただの勉強バカの僕が黒崎さんに好かれる理由なんて何一つない。
「ふーん」
それだけ答えると再びお弁当を食べ始めた。
何だろう?
僕、変な事を言ってしまったのかな?