彼と彼女のヒミツな関係♪
見てごらん、そう言われて指差す方を
見てみると
「あ、ケガしてる」
左足が少しだけ傷が出来て赤くなってる。
「多分何処かで切っちゃったんだろうね、
大丈夫だよ、消毒して手当てすればちゃんと治るからさ」
「ほんとう?治る?」
「うん、大丈夫。だから黒崎さんに抱かれるのが
嫌だったわけじゃないよ」
「そうなんだぁ良かったぁ~、子猫ちゃん、良かったね!」
大島くんに抱かれた子猫ちゃんの頭をよしよしと撫でる。
「さぁ、とりえずじゃあ行こうか」
「え?行くってどこに?」
「もちろん、僕の家だよ」
へ??
大島くんのお家?
「僕の父は獣医なんだ、手当してくれるよ」
「でもあたし・・」
「どうしたの?」
「お金持ってない・・」