ずっと…

『辛かったね』

「うーん、そうかなぁ」

『そんな思いしてるとは思わなかった』

「あぁ、よく言われる」

布団に潜りながら

会話した

話し出してもう5時間

飽きずに話していた

『聞いてるこっちまで辛いわ、てか元彼何?ありえない』

「ありえないよねぇ、本当」

そんなことを笑って話してた

じゅんじゅんと話してると

楽しかった

通話料大丈夫?

眠くない?

っていちいち確認しながら

ずっと話してた

時間も時間になってきて

電話を切った

なんだかすこし寂しくて

携帯をじっと見ていた

ブー…

「嘘」

じゅんじゅんからメールが来た

すぐに確認すれば

胸はいっぱいになった

『なんだか今日話してて、守りたいって思った』

嬉しくて

あたしはメールを返したら

安心して寝てしまった

少し気になる人が出来た

七月の終わり

< 15 / 31 >

この作品をシェア

pagetop