ずっと…
『辛かったね』
「うーん、そうかなぁ」
『そんな思いしてるとは思わなかった』
「あぁ、よく言われる」
布団に潜りながら
会話した
話し出してもう5時間
飽きずに話していた
『聞いてるこっちまで辛いわ、てか元彼何?ありえない』
「ありえないよねぇ、本当」
そんなことを笑って話してた
じゅんじゅんと話してると
楽しかった
通話料大丈夫?
眠くない?
っていちいち確認しながら
ずっと話してた
時間も時間になってきて
電話を切った
なんだかすこし寂しくて
携帯をじっと見ていた
ブー…
「嘘」
じゅんじゅんからメールが来た
すぐに確認すれば
胸はいっぱいになった
『なんだか今日話してて、守りたいって思った』
嬉しくて
あたしはメールを返したら
安心して寝てしまった
少し気になる人が出来た
七月の終わり