ずっと…

その後

よしおは時間も時間だから

と帰って

あたしと美鈴、じゅんじゅん

この三人になった

「ねぇ、おばあちゃんの誕生日会やりたいんだよね」

そう

おばあちゃんの誕生日を

まだちゃんと祝ってなかった

美鈴とじゅんじゅんも居るし

大勢居る方がおばあちゃん喜ぶし

じゅんじゅん大丈夫かなーとか思いつつ聞いてみた

「いいよー」

「俺も別にいいけど」

美鈴とじゅんじゅんは

普通にOKしてくれた

「本当?!じゃあうちの家行こう!」

あたしはなんだかわかんないけど

嬉しくて

おばあちゃんへの誕生日プレゼント買って

ケーキ買って

荷物が多かったから

タクシーで帰った

「家汚いからね」

あたしはじゅんじゅんにそう言って

玄関を開けた

「ただいまー」

あたしがそう言ったら

おばあちゃんはご飯を作っていて

「おかえり」

って言ってこっちに来た

「お邪魔します」

美鈴はいっつも来ているから

おばあちゃんは笑顔

けどじゅんじゅんを見て

ちょっと固まる

「すみませんお邪魔します」

じゅんじゅんがそう言うと

おばあちゃんも少し笑う

「この前電話で話した子だよ」

あたしがそう言うと

おばあちゃんはパッと明るくなった

「あーあの子ね、どうぞ汚いけど」

そう言われて

あたしは美鈴とじゅんじゅんを

自分の部屋に入れた

「荷物適当に置いてね」

あたしはそう言いながら

食事用テーブルを出して

じゅんじゅんから見えないとこで

部屋着に着替えた

しばらく笑って話してたけど

ご飯が来て

みんなで食べて

ケーキもみんなで食べた

おばあちゃんも笑ってて

美鈴もじゅんじゅんも笑ってて

あたしもつられて笑ってた


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