ずっと…
援助交際と言っても
リップサービスだけだった
その子もさすがに体はまずいと思ったらしい
学校にもちゃんと行けて
ご飯も食べれた
辛くてどうしようもなくても
あたしにはそれしかなかった
しばらくしてその子にも気に入られ
援助交際も無くなり
安定した生活を取り戻したはずだった
タバコを無理矢理吸わされてから
タバコを吸うようになってしまった
その子がイラつけば
いいように殴られ
腕を切られた
中1になったばかりの頃
その子となっちゃんという子と三人で脱走した
あたしは拒否したが
断るに断れず
行ってしまった
これがあたしの人生を大きく狂わせた
二人の男にナンパされ
17歳と嘘をつかされ
二人の家に泊まり
次の日は別の友達の家へ
番号を交換したのか
その子の携帯が鳴って
あたしの手に渡った
二人のうちの一人があたしにしつこく付き合ってと連呼する
あたしは断り続ける
なっちゃんが携帯を引ったくって終話ボタンを押した
それがいけなかった
次の日
あたしに付き合ってと言ってきた男の相方からメールが届いた
『友達が旅行で家空けてるから家借りないか』
そんなうまい話なんてない
あたしは絶対行かないと言ってる間にも
金髪のそいつは迎えに来てしまった
金髪の車に乗れば
あたしに付き合ってとしつこく言ってきた黒髪の男が居た
何かがおかしい
そう思ったら
どこか橋の下で車は止まり
ボス的な女の子は降ろされ
車内には金髪とあたしとなっちゃん
電話切られたと怒る黒髪
一回目のは知ってるが二回目は知らない
ボス的な女の子は
「お前が切ったんだろ!」
泣きながらあたしに怒鳴った
泣きたいのは
あたしなのに