ずっと…
始まりは723
外でタバコを吸いながら
プロフを見た
トップ画を見た限りでは
オシャレさん
んで
そこら辺に居そうな17歳
内容も17歳の男の子って感じ
ただ尊敬できる人のとこだけ
親だった
あたしの関わってきた男子にそんな奴はいなくて
すこしふーんっと関心した
プロフをブックマークして
メールを返す
『あたしで良ければ絡んでください』
その一言
まぁ来たメールにはとりあえず返す
大体がキモい奴等ばっかだから
すぐメールぶちるけどね
この人も面倒くさかったらぶちろ
タバコを消して店に戻り
ユニホームから私服に着替えた
帰りは音楽聴いて帰るから
携帯にイヤホン挿して
準備はOK
「じゃあお疲れ様でーす」
「お疲れ様ー」
挨拶をして足早に歩く
早く家帰って寝たい
ブー…
携帯が軽く振動して
メール受信を知らせる着信音
急いで携帯を開いた
『ありがとうーなんて呼べばいいー?』
あ、なんだ
さっきの男の子か
『まおって言うんで適当に呼んでください』
そう返信して携帯を閉じた
携帯が鳴る度にドキッとする
元彼からじゃないかと思い期待しては
違う
家出してからまったく連絡が来ない
とりあえずわかったのは実家に帰っていた事
別れると言っていた事
あたしの気持ちは置いてきぼりのまま
もう一ヶ月が経っていた
今日も元彼からは
連絡は無い
夏の蒸し暑い空に
溜め息だけが響いた