《短》再スタートは君と
「何してんのお前!!もう放課後だぞ!寝てんじゃねーって」
「…最悪、最低。あんたなんかタンスの角に小指ぶつけて居なくなれ」
空気の読めない幼なじみも。
部活に勤しむ生徒の声も。
全てが嫌。
「おま、それで居なくなるんだったら俺何回いなくならなきゃなんねーと思ってんだ!」
「何回でもいなくなってよ。むしろ戻ってくんな!」
「ひど!そんな荒れんなよ…」
空気が読めない…所謂KYな幼なじみは私の前の席の椅子に跨るように座りこんだ。
早く、帰ってくれよ。
こんな泣き顔見せられるか。
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