もじ♡こい (完)
ユカリと家族になるかもしれないって話をすっかり忘れて私はユカリと別れ実家へ向かった。

「ただいま~」

「お帰り。吹雪」

いつもと変わりなく優しく出迎えてくれるお母さん。

「お父さんは?」

「向こうの部屋で新聞読んでるんじゃない??」

お父さんの居る部屋を覗くと新聞を見ながらテレビを見ていて首だけが忙しそうだった。

「ただいま。今日は何?また金?」

先週帰った時は手術費用だとか入院費用だとかお金の話だった。

「お。帰ったか。まぁ。座れ」

私、何か悪い事でもしたかな?

なんだか説教されそうな雰囲気。。。

「お前、本村君とはどうなんだ?」

「は??何ソレ?」

「何か・・・。お父さんに本村君について話す事無いか?」

・・・。

意味 <(´Д`*)> 不明

「は??無いけど。何で?」

「無いのか・・・」

Σ(・ω・ノ)ノえっ!?

今日はそんな意味不明な話の為に帰って来たの?

「イヤ・・・。実はな」

お父さんはゆっくり春人と話した事を話始めた。

私が検査入院した日。

春人が来た時の事を。。。

*今からの会話は私がお父さんの話を聞いてこんな感じだったかな?と思い書いたものです。


-私の検査入院の日。検査終了後-

私は3時間の安静の為。暇で寝てた時の間の話です。

待合室で両親が待機してると春人が駆け込んで来たようです。

「お久ぶりです。吹雪はどうですか?」

「今は、検査が終わって寝てる。顔でも見てきたらどうだ?」

私の両親と春人の両親はお互い顔も知ってるし、特に母親同士が仲が良い。

「そうしてみます!!」

そう言って春人は私の元に来たようですが、私はまったく気付きませんでした。

「お父さん。吹雪寝てました。お父さんには悪いですが、寝てたのでキスだけして来ましたから!!」

( ´゚ω゚`):;*.':;ブッ

普通親にそんな事、平気で言う?

ってか、春人は簡単に言っちゃうんです。。。
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