先生とあたしのヒミツなその後♪
先生の戸惑い、あたしの嬉しさ
いくら先生とイチャイチャしていたって
外と内ではきちんと使い分けてる。
公私混同?
そんなの絶対にしないし、
仕事は仕事。
恋愛は恋愛。
できちんと分けてるつもり。
「青山先生。今日飲み会どうですか?」
学校が終わって生徒もばらばら帰っていき、
これから事務作業をしようと思ってパソコンを開いたあたしに
春から新任で入って来た松山先生が声をかけてきた。
先生にしてはどうなの?って思うくらい栗色の短い髪が
電気に当たってキラキラ輝いて見える。
「お断りします」
実を言うとこのジャニーズ系の顔でニコニコ笑顔を振りまいてる
先生が少し苦手だったりする。
何でって?
「やっぱり・・黒崎先生が怒るんですか?」
「そんな事はありません。松山先生。私これから仕事するので
邪魔なんですけど」
「はっきり言うよね~花ちゃんも」
ほらきた
この慣れ慣れしい言い方。
これよこれ!!
先生にもまだ名前で呼ばれた事ないのに。
「名前で呼ぶの止めて貰えます?」
「いいじゃんおない歳なんだし」
「それでも嫌なものは嫌なんです。すみませんが必要以上に
話かけないで下さい」
ここまで言いすぎだって?
冗談でしょ
まだ言い足りないくらいよ。
コイツ、あたしにいきなりキスしてきたのよ?