先生とあたしのヒミツなその後♪
まだ先生と再会する前の話だけど。
「オレと付き合おうよ」
そう言って
ヤツはあたしにキスをしてきた。
しかも教室で!!
幸い夜だったし誰もいなかったからよかったけど。
あの時は本当に
コイツを滅してやろうかと思ったわ。
いや、あの時だけじゃない。
今も
コイツを見てるだけでイライラする。
でも過剰に怒ったらダメよね。
あたしは大人なんだし。
今は先生もいる。
それにププ
プロポーズだってしてくれたんだし。
「じゃあさ、それ終わるまで待つからさ~行こうよ~」
このムカつき加減・・
誰かにそっくりだと思わない?
「はっきり言うけど行きません」
これ以上顔を見ていたくなくて席を一旦立つ。
取り敢えずコイツのいない所に避難しなければ。
辺りを見ると他の先生方はみんな部活に顔を出したり学年会議があったりで
ほとんど席を空けている。
これ以上コイツといるのはやばい。
あたしの第六感がそう判断をして職員室を出ようとすると。
「あ~あ。キスしたこと。黒崎先生にちくっちゃおうかな」