先生とあたしのヒミツなその後♪
先生とあたしのお付き合い
やっと夏の暑さから解放されたと思ったのに。
これから季節は冬に迎えて準備をしている。
街の街灯には何処も綺麗にイルミネーションが輝いていて
その輝きはあと数カ月後のクリスマスを連想させる。
都会の大きな道路の端に違和感なく木々が立っているのは
それに巻きついてるたくさんの電球のせいかもしれない。
それを見上げながら
「クリスマス、楽しみですね」
あたしの横を歩いている彼に声をかけた。
あたしよりも数十センチ身長が高い彼を見上げると
彼は別に興味のなさそうな顔で
「俺は仏教だ」
返ってくるのはとんちんかんな答え。
いつだったか聞いた言葉に
つい思い出し笑いをしてしまう。
だってそれはあたしが高校生の時にも言われたから。
「ふふ、そうですよね」
過去を思い出しながら
いつも思っている事がある。
それは
本当にあたしと先生は結ばれるんだって事。