先生とあたしのヒミツなその後♪


「おはようございま~す」


翌日は自由登校のはずなのに、
何故か登校してくる生徒が多くて


何故かは分からないけれど、
生徒たちがあたしとすれ違うたびにニヤニヤ笑いながら挨拶をしてくる。


正直・・気持ち悪い・・


一人二人ならまだしも


会う生徒全員よ!?全員!!


もう何なのって言いたくなる。

まさか・・あたし今日化粧失敗してる?


・・でもさっき鏡で見たけど何処もおかしくなかったし。


じゃあ一体・・



あ、もしかして!


あたしの事太ったって思ってんじゃない?


お腹が大きくなっていってる理由をまだ誰にも喋ってないから。

・・全く、失礼しちゃう!


そう思いながら歩いていると。


「青山先生、青山先生。黒崎先生がお呼びです。至急講堂まで
お越しください。繰り返します、青山先生」


あたし?

しかも黒崎先生から?



「何だろう?」


でも気が付いた時には周りに生徒は一人もいなくて


静けさだけが残っている。



取り敢えず行けば分かるのよね。


職員室に向かう足を講堂に向き直し、足を進めていく。



すると


「お~久しぶりじゃん!!」


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