先生とあたしのヒミツなその後♪


・・・何、何よコレ。


ど真ん中に立つと、あたしの前には何故かお父さんとお母さん。

それに先生のお母さんまでいて。


三人が大きく拍手を送ってくれてる。


「一体どういう事なの?」
「説明をして下さい」


意味が分からなくて

何が起きているのかちっとも理解できなくて。


あたしも先生もつい大きな声を張り上げてしまう。


「花ちゃん、黒崎先生」


お母さんの声で拍手が一斉に止み、今度は一気に静かになる。


「こ、これ一体何なのよ」

「これはあたし達からの気持ちなの」


き・気持ち?


「あたし達家族だけじゃない。
生徒のみなさんからの気持ちもこもってる」


何を言っているのよ。


「実は、みんな知っているんだ。お前達の事を」


・・え?

知ってるって


「みんなに祝福してもらいたかったの。
なんて親の勝手かもしれないけれど」


「だから校長をはじめ、生徒の皆さんにも協力してもらったんだ」


お父さんとお母さんが手を繋いであたしの前に、すぐ前に立つ。


「あなた達の結婚を、あたし達と同じように。
みんなに祝福して欲しかったから」


だからってそんな生徒たちにまで・・


「校長に話したら是非生徒たちにもって事になってな」





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