先生とあたしのヒミツなその後♪


でもその痛みはすぐに止み・・


「何でもない・・と思うけど」


思うけど・・でも何だろう、この痛み。


・・そしてまた数分後に


「いた!!」

激しい痛みが襲ってきた。


「花ちゃん、まさか」

「分かんない。でも」


・・痛みが止んだ・・


ぱっと時計を見る。


もしこれが本当に陣痛なら5分後に


・・・


「やっぱ、り」


どうやら本当に陣痛がきたみたい。


「え~!!どうしよう!誰に電話!?裕也君、さっき行ったばかりなのに
想にも電話しなくちゃだし病院にも」


・・・あたしに任せてって言った人は誰よ


「先にタクシー呼んで。病院にはあたしから連絡する」

「わわわ、分かった」


本当に大丈夫なんだろうかって思いながら

酷く冷静な自分に思わず笑みがこぼれる。


「これも母親の証拠、なんだろうな」



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