先生とあたしのヒミツなその後♪
「子宮口開いてるね。このまま分娩室に行きましょうか」
病院に着いてすぐ、すぐにお医者様に診察してもらった。
家を出る前に破水をし、いよいよ赤ちゃんが生まれてくる瞬間が
近付いているんだって実感してる。
でも
「いたたた!!」
陣痛って痛いって知ってるけど
こんなに痛いものだったの?
重い、鈍い痛み。
しかも力みたいのに力めないっていうもどかしさ。
「黒崎さ~ん、大丈夫ですか~?」
・・大丈夫なわけないでしょ?
痛くて死にそうだって!!!
でも
この痛みもこの子が生まれてくるためには耐えなきゃいけないもの。
「・・耐えてみせます」
絶対に大丈夫、すぐにあなたを産んであげるから、
だから待っててね
分娩台に乗ると
「は~いじゃあ、合図と一緒に力んで下さいね~!」
看護師さんの大きな声が耳に入ってきた。
痛い、痛い
痛い痛い痛い・・
でも
産んであげたい
「はい!力んで!!」
力一杯力んだその時
「花!!」