【短】愛鍵。
哀鍵
『まこちゃん…』
あたしの震える声はまるでまこちゃんの耳には届いてないみたいで。
大きく見開いた目は恐怖に震えるあたしを捉えてた。
「な~んだ、邪魔が入っちゃったなあ」
そう言ってあたしの体の上からどいたナツキをまこちゃんは睨み付け、胸ぐらを掴んだ。
驚きながら肩を揺らすあたしを尻目に目の前の2人は今にでも喧嘩してしまいそうな感じだ。
『まこちゃん…』
もう一度、名前を呼んだけどやっぱりまこちゃんには聞こえてない。
ドカッと鈍い音がしたと思うとナツキがあたしのすぐ横に倒れて来た。
『きゃっ』
思わず悲鳴を上げたあたしの顔を見たナツキの口元には赤い血。
あたしの震える声はまるでまこちゃんの耳には届いてないみたいで。
大きく見開いた目は恐怖に震えるあたしを捉えてた。
「な~んだ、邪魔が入っちゃったなあ」
そう言ってあたしの体の上からどいたナツキをまこちゃんは睨み付け、胸ぐらを掴んだ。
驚きながら肩を揺らすあたしを尻目に目の前の2人は今にでも喧嘩してしまいそうな感じだ。
『まこちゃん…』
もう一度、名前を呼んだけどやっぱりまこちゃんには聞こえてない。
ドカッと鈍い音がしたと思うとナツキがあたしのすぐ横に倒れて来た。
『きゃっ』
思わず悲鳴を上げたあたしの顔を見たナツキの口元には赤い血。