【短】愛鍵。
怖くなったあたしの肩はますます大きく震える。
そんなあたしをクスッと笑いながら近付いてくるナツキの顔。
そして耳元で「沙代ちゃん、またね」と囁いた。
そんなあたし達を見てまこちゃんの瞳が震えた。
「何してんだよ…」
呟くように言われた言葉はあたしの心によく響いた。
「出てけよ!!!」
いつもの冷静さや大人らしさが嘘のように目の前のまこちゃんは今にも暴れ出しそうに叫んだ。
怖かった…
それなのにナツキは涼しい顔で部屋を出て行き、残るのはあたしとまこちゃんと沈黙だけだった。
『まこちゃん』
「帰……くれ…」
『え?』
ドクン、と胸が大きく脈打つ。
「帰ってくれ…」
まこちゃんの弱々しい声が部屋中に響き渡る。
そんなあたしをクスッと笑いながら近付いてくるナツキの顔。
そして耳元で「沙代ちゃん、またね」と囁いた。
そんなあたし達を見てまこちゃんの瞳が震えた。
「何してんだよ…」
呟くように言われた言葉はあたしの心によく響いた。
「出てけよ!!!」
いつもの冷静さや大人らしさが嘘のように目の前のまこちゃんは今にも暴れ出しそうに叫んだ。
怖かった…
それなのにナツキは涼しい顔で部屋を出て行き、残るのはあたしとまこちゃんと沈黙だけだった。
『まこちゃん』
「帰……くれ…」
『え?』
ドクン、と胸が大きく脈打つ。
「帰ってくれ…」
まこちゃんの弱々しい声が部屋中に響き渡る。