【短】愛鍵。
愛鍵
***
『ご馳走さま』
使った食器を片付け、自分の部屋に戻る。
つい最近まではまこちゃん家で夕食済ませてたからお母さんが心配してる
でも今はあまり言いたくない
悲しくなる―…
自分の部屋に戻ると暗い中、チカチカと携帯のライトが光っていた。
…誰だろ?
部屋の電気を付けて携帯を手に取る。
携帯のディスプレイを見た瞬間、思わず携帯を落としそうになった。
ディスプレイに映っていたのは――“まこちゃん”
電話ではなくてメールだった。
「最近なんでこないの?」
…何、今更。
この前は女の人と腕を組んで歩いてたくせに…。
心にモヤモヤとした、イガイガとした黒いものが広がっていく気がした。
『ご馳走さま』
使った食器を片付け、自分の部屋に戻る。
つい最近まではまこちゃん家で夕食済ませてたからお母さんが心配してる
でも今はあまり言いたくない
悲しくなる―…
自分の部屋に戻ると暗い中、チカチカと携帯のライトが光っていた。
…誰だろ?
部屋の電気を付けて携帯を手に取る。
携帯のディスプレイを見た瞬間、思わず携帯を落としそうになった。
ディスプレイに映っていたのは――“まこちゃん”
電話ではなくてメールだった。
「最近なんでこないの?」
…何、今更。
この前は女の人と腕を組んで歩いてたくせに…。
心にモヤモヤとした、イガイガとした黒いものが広がっていく気がした。