【短】愛鍵。
―――次の日


朝からうるさく目覚時計の音が鳴り響く。


あたしは静かにしたいのに―…


ブツブツ不満言いながらベッドから出て制服に着替える。


朝食を済ませ、玄関から外に出た。


差し込む日差しが今日はやけにキツく感じる。



――「沙代?」


ドキン。


まさか、こんな時に会うなんて思ってなかったよ

『まこちゃん…』


学校、もうすぐ始まっちゃうよ?


それに、


あたしはまだ会いたくなかった…


ドキン…


振り向くとそこにはまこちゃんが真剣な顔で立っていた


「メール見た?」


『見て…ない、』


よ、と声が出る前にあたしはまこちゃんのぬくもりに包まれた


『えっ?』

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